野 菜
2020年7月6日 じゃが芋畑 満開のお花
美味しいお芋の「さやあかねMLサイズ」
農園で一番多く作っているじゃが芋「さやあかね」です。MLサイズが一般販売用のサイズです。調理がしやすく、何にでも合うので、皆様の評判が良いです。甘くて旨味が濃く、比較的煮崩れしにくいです。煮物、ポテトサラダ、じゃがバター、カレーなどにお勧めです。
収穫後は1℃から2℃の凍る寸前で保管します。お芋はデンプンを糖に変えて凍結に備えています。お芋は今後益々甘くなって行きます。
お芋は7年続けて自家採取しています。畑は6年間、無肥料農薬不使用です。毎年、肥料分が抜けて行くので、お芋としては厳しい環境にさらされています。生き残る為にお芋は活性化しないといけないので、きっと「さやあかね」ならではの美味しさを味わう事が出来ると思います。
さやあかねMLサイズ 今年のさやあかねは、豊作でした。無肥料にも関わらず巨大なお芋も出来ました。(巨大なものは、MLサイズから外しています。)この2~3年は活性化して大きく成長するものが出てきました。
美味しいお芋の「さやあかねSサイズ」
お芋は大きすぎると大味になるように感じます。皮の近くが一番デンプン濃度が高いと言われています。そうすると、Sサイズは一番美味しいのかな?私は小芋が好きです。たわしでこすって、皮付きのまま素揚げで、茹でて、蒸かして、、、どんな調理も素早く火が通ります。粒がそろっているので、見た目も可愛いし、包丁も使わなくてすみます。カレーにスプーンを入れると小芋が1個「ひょこって」のってくるのが好き。
畑では芽欠きをしないので、小芋も沢山採れます。Sサイズ以下のお芋を畑に戻すと、鹿がやってきて畑は穴ぼこだらけです。餌付けをしてはまずいので、電気柵で囲うようにしましたが、電線を引きちぎって、侵入してきます。食べるものがないのか、大好物なのかわかりませんが、一度味を覚えると、マズイ事になるのが分かりました。今は雪の下になったので落ち着いています。(電気柵も漏電してしまいます。)
MLサイズと一緒に保管しています。これからドンドン美味しくなって行きます。
さやあかねSサイズ 写真では大きさが分かりませんね。直径3cm~4cmくらいでしょうか。これより大きいサイズは種芋にします。そのまた上の大きいサイズが一般販売用のMLサイズになります。
美味しいお芋の「北海コガネMLサイズ」
北海コガネは5年連続、自家採取して作り続けています。とても大きくなりやすい品種のようです。連作畑の方が安定して収穫が出来そうなので、来年は試してみます。
味は、最高です。(個人的な意見です)ポテトサラダは絶品です。(これも個人的、、、、)失礼しました。
煮崩れがしにくい品種なので、煮物、シチュー、カレー、ポテトフライなどがお勧めです。ホクホク感があります。また、芽が出にくい品種ですので、保存性が良いです。これからファンが増えそうで、楽しみです。
味は甘すぎず、旨味が濃くて、出汁で煮たみたいな感じで、あっさり感はあるのでしつこくないです。子供が大好きだと良く聞きます。
今、在庫は多くはないですが、来年はもっと作りますのでお許しを、、、。
北海コガネMLサイズ メークイン似と言われていますが、煮崩れしにくいのが似ていますね。表面のヒダヒダを除けば男爵と見分けがつかない時があります。凸凹が少ないので、皮が剥きやすいのと、芽が出にくく保存性が良いのと、元々フライドポテト用に開発されたので歩留まりが良いです。これからもっと甘くなって行きます。
美味しいお芋の「北海コガネ割れ」
本当を言うと北海コガネの半分はMLサイズ、もう半分は「割れ」なのです。成長しすぎて、割れが多くなってしまいました。でも味は何にも変わりません。お安くなって、とってもお買い得?だと思います。
成長が速いので、表面が割れてそれが深くなったのではと考えています。今年、ヒントを見つけたので、来年は畑を変えて、再挑戦します。私が好きな品種なので、沢山作れる畑を見つけたいです。
ご覧のように溝が深くて調理がしにくいですが、ごめんなさい。頑張って調理して下さい。味は保証します。(個人的な意見です。)
北海コガネ割れ 割れが深いのもあります。MLサイズと味は変わりません。調理に手間がかかってごめんなさい。ゆったり時間が使える方は、使ってみる価値があると思います。お試し下さい。
無肥料なのに成長が速いのは、このお芋が一番活性化していると考えています。さやあかねもそうですが、北海コガネも自然農法向きのお芋なのでしょうね。
美味しいお芋の「男爵MLサイズ」
じゃが芋の定番、男爵です。ホクホク感、とろけ感の強い品種です。お芋は7年間自家採取を続けています。やっと畑になじんできました。なかなか大きいものが採れない年が続きましたが、ここ2~3年は巨大なお芋も取れだしました。来年はどうなるか分かりませんが、自然農法に種がなじんで来たみたいで、うれしいです。(巨大なお芋はMLサイズから外しました。)
この白くてあっさりした感じは、忘れられないですね。何にでも合いますから、主食にもなれます。畑に播種するとき、1粒1粒足で踏んで埋めて行きます。「ありがとう、ありがとう、大きくなぁ~れ」と言って作付けしたのを覚えています。本当に大きくなってくれました。なんか、手塩にかけたお芋って言う感じがあります。
収穫後、男爵も1℃~2℃で保管していますから、凍結の危機を感じて、どんどん甘くなって行きます。お試しください。
男爵MLサイズ やっぱりこの形好きです。味も好きです。ざらざら感があるのは土つきだから、本当はさらっとしています。男爵を自家採取して作り続けていますが、何回も絶滅の危機を乗り越えてここまで来ました。何としても貴重な種をつないで行きます。ここでしか味わえない男爵をどうぞ。
やっと順調に成長するようになったので、もう大丈夫だと思います。心は不安ですが、言霊が大事なので、口に出す時は良い言葉を、、、、「可愛い男爵 大きくなぁ~れ」
美味しいお芋の「男爵Sサイズ」
男爵も間引きをしないので、小芋が沢山出来ます。さやあかねSサイズと同じように、カレーに入れますが、煮崩れてしまいます。それがトロトロしていい感じなのですが、お客様はそれより素揚げが良いとおっしゃいます。実は素揚げでお酒のつまみになって、、、止まらなくなって、、、ちょうどいい大きさだよって言われます。
男爵Sサイズ 皮をむいて調理して、楽々スプーンに乗るサイズも好きです。でも「大変なんだよ」って怒られます。束子でこすって皮付きの方が簡単ですね。皮付きの方が味が濃くて、一層美味しく感じます。お試しを。
美味しい「人参 A品」
2020年9月22日 人参収穫風景
人参は種取りを続けて7年たちます。無肥料の畑でも巨大な人参が採れるようになりましたので、人参も活性化してきたようです。(巨大な人参はB品になります)今年はB品の数が少なくなって、歩留まりが上がりました。これも土地と種の肥毒が抜けて、人参が活性化して来た証しだと思います。きっと人参ならではの味をお楽しみ頂けると思います。
人参は茎と先を切ってから出荷します。低温でも人参は芽を出してきます。本当に人参は元気で頑張っていますね。
美味しい「人参 B品」
B品は、二股、折れ、腐れ、小さな物、大きな物、を集めました。以前より形が落ち着いてきたので、かなり調理をしやすくなって来たと思います。手間はかかりますが、味は変わりません。北海コガネと人参のサラダは絶品です。(これも個人的意見です) B品だと沢山使う人参ジュースがお手軽だと思います。ジューサーでもミキサーでもどちらも良いですよ。
人参B品 その1
人参B品 その2 B品は一定の品質ではないので、写真を2枚アップしました。
人参B品 最近は二股の物が少なくなってきました。間引きがうまく行っているのかと思います。
人参は播種から収穫までほとんどが手作業です。1か所に人参の種を数十粒、撒くのですが、当然隣り合って発芽します。間引きにも慣れと丈夫な目が必要ですね。それと果てしない数の人参がありますから、持久力も忍耐力もです。
美味しい「さつま芋」
2020年10月4日 さつま芋収穫
北海道でも普通にさつま芋が採れます。「紅あずま」を7年間自家採取しています。今までは甘くて美味しいのですが、小さくてくびれたお芋でした。今年は突然でびっくりです。掘ってみたら大豊作です。そして大きくて形が良くて甘くて、感謝感謝です。何故だかよく分からないです。そう言う時期だったのでしょうか。
さつま芋 本場九州に恐る恐る出荷したところ、好評を頂いて一安心です。レストランやお客様からとても美味しいと言って頂いて、私ではなく、さつま芋が頑張ってくれたのですが、何だかご褒美頂いたようで良いですね。
2020年10月8日 さつま芋収穫直後の一番鮮やかな様子
2020年10月8日 さつま芋収穫後の乾燥作業